カテゴリ
以前の記事
2022年 09月 2020年 07月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 10月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 01月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 お気に入りブログ
検索
その他のジャンル
最新の記事
外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ここ、1週間、フェイスブックなどでは、インターネットで配信されたニュース「まさかのガンダム無料配信に中国驚愕 「本物」の魅力で海賊版駆逐へ」が話題になりました。ただ、ガンダムの無料配信は今に始まったことではなく、ライセンス商品でもロイヤルティを取らないという措置はだいぶ前から取られていたはずです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121025-00000000-fsi-bus_all 中国の偽物対策には、大きくわけて、4つの対応があります。 1.放っておく。 2.あくまで、法的対応をし、費用に糸目を付けず戦う。(クレヨンしんちゃんの件、自動車では日産自動車など) 3.偽物業者と話しあい、提携して本物として認定する。(ホンダのバイクなど) 4.無償でデータなどを提供し、ロイヤルティフリーできちんとした形状のものを作らせる。 今回のバンダイナムコの例は、4に当てはまると思います。ただ、上記の記事でも、その効果が出てきている(本物も売れて来て、プロフィットが出ている)かについては、断言はしていませんでした。 中国のカントリー・リスクについては、前から言われていることで、既にレアメタル業界などは必至で、脱中国をはかっていますし、カルフール、ウォルマートの中国撤退の噂も、常に出ています。売却先が決まれば、まずカルフールが撤退することになるでしょう。 すでに生産基地としては、米国は中南米などに、欧州は中近東、アフリカ、東欧などへのシフトが進んでいます。日本も、ベトナム、インドネシアなどの東南アジアへのシフトは進んできていますが、やはり中国に生産でも販売でも依存度は、他国に比べて高いと思います。 少し前の私のブログにも述べましたが、LIMAは上海のオフィスを7月で閉鎖しました。約5年の間の稼働でした。以後は香港オフィスで中国メインランドも管理するとのこと。詳細は知りませんが、これには、アメリカを初めとする欧州の、ライセンサー、ライセンシーの20数名の理事が賛成しているはずで、結局、彼らも、先鋭隊としてLIMAのオフィスを置いたものの、中国にはお手上げという感じではないでしょうか? 今の中国は、共産主義でありながら、世界でも貧富の差が非常に激しいという、不思議な社会構造になっています。共産、というのは資産を共有することですから、そういうことにはならないはずなのです。ソ連の場合、その実情に政情を合わせる形で、ゴルバチョフがペレストロイカを断行し、様々なトラブルは今も続くもの、資本主義に乗り換えました。貧富の差はありますが、それが資本主義ですから、貧富の差だけで政府を攻撃することはなくなっています。 しかし、中国では、選挙も行われずに、また新体制の共産主義政権に移行しようとしています。北朝鮮のように世襲ではありませんが、政権の意向に民意が全く反映されない、また、これを批判できないということでは同じです。 これで、貧富の差がなくなってくれば、全体としてカントリー・リスクは減るのでしょうが、ますます差は広がっていきます。政府を攻撃できない民衆の不満は、反日などの別の形で爆発する危険をどんどん増していくでしょう。 また、知財権すべてにわたり、インターナショナル化をはかり、偽物の駆逐をはかれば、13億人の人口のかなりの部分が職を失うでしょう。北朝鮮が、国で覚醒剤や偽札を作るのと同じように、13億人の人たちに食い扶持を与えるには、偽物産業は中国では巨大すぎて、ストップはさせられないのです。 すでに、欧米はこのことを見越して、新しく伸びる市場は、東欧、中南米に的を変更しています。 日本は、今までに投資した金額の大きさに縛られて、シフトチェンジが遅れてしまっているのではないでしょうか? もちろん、良い人間関係(これが中国では大事)を使って、中国でのビジネスをトラブルもなく、伸ばしている企業もたくさんあると思いますので、私の意見が皆さんすべてに当てはまるとは思いません。しかし、東海沖地震と同じように、中国では政権の崩壊などの、大きなトラブルがここ数十年のあいだに起きる可能性が高い、つまりカントリー・リスクが高い国であることは、心に止めておいたほうが良いと思います。 なお、私は政治的には決して右ではありません。むしろ逆かも。。でも、中国を冷静に分析すると、得にライセンスの面から見ると、このように書くのが現在では適当と思います。
by licensing
| 2012-10-30 11:44
|
ファン申請 |
||