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バーバリーと三陽商会のライセンス契約が来年6月に切れるということで、三陽商会はこの落ち込み分をなんとかポール・スチュワートで稼ごうと、三井物産との連携で必死になっています。
ひとつのブランドにライセンシーとして依存しすぎて危機を招いた例はこれが初めてということでもないのですが、突然とは言え、それでも2年前にはその気配を感じて動いた三陽商会に対して、英国以外、というか英国でも多店舗化に成功しているとは言えないバーバリーは、この騒動の「勝者」たりえるのでしょうか? あきらかに日本での自営店展開を考えて、2011年から英国と米国で自社展開をはじめたセカンドラインの "Burberry Brit" どう見ても成功しているようには見えないのですが.... サンタモニカの店はいつもガラガラ。商品はあきらかに三陽のブルーラベルとブラックラベルの真似。というか本家ですから、アイデアはライセンシーが作っても権利はライセンサー持ちという条約(多分)を利用したものだと思います。 来年、日本に進出してくる海外ブランドで注目なのは、このバーバリーと、ショップブランドの"フレッド・シーガル”です。両者ともにライセンスはしないようです。 ファッションブランドの価値が消費者にどのように焼き付いているか、これを間違えると、そのブランドはもう"ブランド”ではなくなります。ヘミングウェイから離れて久しい、アバクロも今や窮地に陥りCEOが交代。古いイメージがすべて良いとは言いませんが、消費者に焼き付いている、商品の曰く因縁、品質、質感、サービスこういうものが狂うと大変です。 ちなみに、僕のところは親父の代からコートはアクアスキュータム、バーバリーの競合相手ですが、ラグランスリーブのトレンチコートというのが珍しく柔らかいイメージで脱ぎ着しやすいんです。
by Licensing
| 2014-12-14 15:51
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