NHKの人気子供番組「おじゃる丸」の初代(降板させられたから“初代”になってしまったようです)声優の小西寛子さんが、声のデータをおじゃる丸の本編ではなく、関連商品(おそらくライセンス商品)に使用されていたことに疑義を呈したら、NHKからパワハラ扱いされて、降板させられたと、小西氏本人が告発している件。
まあ、似たような話は良く聞きますね。当然、著作権、著作隣接権を小西さんは主張できるわけで、その報酬ももらえるのですが、きちんとされていないことが多くあります。
僕も、あるキャラクターの作成を広告代理店から依頼され、作家を起用して試作を重ねていましたが、その段階で、こちらには知らされずに、イベントに使われてしまいました。著作権に関する契約書の調印や、制作費の支払いもされていない段階でした。幸い、代理店の法務の方が間に入って、問題を解決してくれましたが、使用した代理店の営業マンは、何が悪いのか全くわかっていなかったですね。
この話、実際どうだったかはわかりませんが、「ありがちな問題」だと思います。皆様も似たようなお仕事をする際は契約書などをきちんと締結してご注意下さい。